トビのトビタンのお話

「ピー、ヒョロロロ~」ぼくはトビのトビタン。お空は気持ちがいいな~。こうやって風にのって飛(と)んでいると、いやなことも忘(わす)れちゃうよ。きっと君はいま下からぼくを見上げているよね?タカやワシのなかまの見分け方ってむつかしいって言われるけれど、ぼくのとくちょうはつばさの下の白いもよう(1)
トビを見つけるとカラスは群(む)れで追いはらおうとします。タカの姿(すがた)が怖(こわ)いことや、食べるものが同じで、きょうそう相手だと思っているためかもしれません。と、尾羽(おばね)の形(2)
飛(と)んでいるトビの尾羽(おばね)を見ると、先の真ん中が少しへこんでいることが、他のタカの仲間とちがっているところです。だから、ぜひおぼえてね!
ところでさ~、今日の食事、すごくついていたんだ。朝は海で、死んで浮(う)かんでる魚(3)
トビは死んだ動物を食べることから、「自然界(しぜんかい)の掃除屋(そうじや)」とも言われています。を食べられたし、お昼には生きているヘビ(4)
死んだ動物だけでなく、生きているヘビや小鳥、バッタなど、その場でつかまえられるものも食べます。をつかまえられたし、さっきはデザートにバッタも食べたな!あーおなかいっぱいで幸せ。だけど、下においしそうなハンバーガーを食べている人がいるんだよなあ。あれも、とっちゃおうかな!、、、ははは、ごめんごめん。人間の君の前でこんなこといっちゃあダメだよね。だからことわざ(5)
大切にしていたものを横取りされることを「とんびに油あげをさらわれる」といいます。
※とんびとは、トビの別のよび方です。にもなちゃうんだよなあ。
とか言っていたら、き、来たー、ぼくのきらいなカラスたち(6)
トビを見るとカラスは群(む)れで追いはらおうとします。タカの仲間であるトビが怖(こわ)いのかもしれません。ー。あいつらしつこいんだよなあ。ぼくはそんなに怖(こわ)い鳥じゃないことは分かってくれているはずなんだけど・・・。姿(すがた)がタカの仲間に似(に)ているから嫌(きらわ)われちゃうのかな~?ひ~、とにかく逃(に)げよう(7)
トビは、オオタカよりも大きい体をしていますが、カラスをおそうことはなく、カラスに追われると逃(に)げてしまいます。っと。
つばさの下の白いもよう(1)

尾羽(おばね)の形(2)

ところでさ~、今日の食事、すごくついていたんだ。朝は海で、死んで浮(う)かんでる魚(3)
死んで浮(う)かんでる魚(3)

生きているヘビ(4)

ことわざ(5)

※とんびとは、トビの別のよび方です。
とか言っていたら、き、来たー、ぼくのきらいなカラスたち(6)
カラスたち(6)

逃(に)げよう(7)

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