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オオタカのタカオ君のお話
オオタカのタカオ君のお話
 ぼくはオオタカのタカオ!このへんじゃあ怖(こわ)いものなしの強者(つわもの)さ。とくちょう(1)
とくちょう(1)
人でいうマユゲにあたる部分が、白く、目は黒いマスクをしているように見えるのがとくちょうです。また、下から飛んでいる姿(すがた)をみると、尾羽(おばね)に4本の黒いスジがあります。
は、なんといっても眉毛(まゆげ)みたいなもようと、尾羽(おばね)にある4本の黒いシマ模様(もよう)さ。まだ若(わか)いオオタカは、体じゅうが茶色いんだけど、ぼくはもうすっかり大人の色に変(か)わってて、かっこいいだろ!

 北国にすんでいるオオタカは冬に移動(いどう)するけど、本州にいるオオタカは留鳥(りゅうちょう)(2)
留鳥(りゅうちょう)(2)
日本では、沖縄(おきなわ)や小笠原など、南の地域(ちいき)にはいませんが、北海道から九州まで生息しています。北国のオオタカは、冬に移動(いどう)したりしますが、関東地方(かんとうちほう)のオオタカは、一年中同じ場所で生活する留鳥(りゅうちょう)です。
さ。今日は、すみかの山から都会の大きな公園に来ているよ。ぼくが林の上を飛(と)べば、エサになるいきもの(3)
エサになるいきもの(3)
ハトやヒヨドリなど中型(ちゅうがた)の鳥から、スズメなどの小型(こがた)の鳥まで捕(つか)まえます。ときにはネズミなども捕(と)らえます。
がおおあわてさ。でもね、さっきいやなやつら(4)
いやなやつら(4)
大きさではあまり変わらないオオタカがカラスを捕(とら)らえることも確認(かくにん)されています。そのため、オオタカやノスリなどのタカの仲間を見つけると、カラスは群(む)れになって追い払(はら)おうとしていると考えられます。
に会っちゃった。あいつら、1羽だと気にならないんだけど、群(む)れになってぼくにうるさいこと言ってくるんだ。ほんとにめんどくさいよ。その気になれば必殺技(ひっさつわざ)(5)
必殺技(ひっさつわざ)(5)
東京都の奥多摩(おくたま)で、カラスを捕(つか)まえたオオタカが、そのまま湖に飛(と)びこみ、カラスをおぼれさせ、窒息(ちっそく)させてから食べる行動が確認(かくにん)されています。
でやっつけることもできるんだけどね。

 ぼくのお母さんの話では、何十年か前までは、こわくて人のいる都会なんて来れなかったんだって。なんでかって言うと、人がこわかったんだって。だけど、ぼくは全然こわくないな。人はなんにもしてこない(6)
人はなんにもしてこない(6)
1980年くらいから、野鳥を保護(ほご)するための法律(ほうりつ)や条例(じょうれい)ができ、人が野鳥に危害(きがい)をくわえることが少なくなりました。そのため、オオタカやサギの仲間などが、以前より人の近くでくらし始めたと言われています。
よ?それに、都会にはあちこちに美味しそうなハトがたくさんいて、食べ物に困(こま)らないし、隠(かく)れられる林もあちこちにあるしね。

 ぼくらは春から子育てを始めるよ。本当はアカマツの林(7)
アカマツの林(7)
オオタカは、アカマツなどの林の中で、高さ10~15mほどの所に木の枝(えだ)を組んだ大きなおわんのような巣を作ります。
に巣を作りたいんだけど、都会には少ないから、他の木が生えている林でも気にしないんだ。メスが卵(たまご)を産(う)んで35日くらいするとヒナが産(う)まれる。産(う)まれたばかりのときは、白くてかわいいんだぜ。それからまた40日くらいの間、毎日エサをもらって大きくなって、やーっと巣立(すだつ)つんだ!でも、それからもしばらくは親と一緒(いっしょ)に生活して、一人で生活するようになるには、それからさらに1、2ヶ月かかるよ。強そうに見えるぼくらも、実は大事に大事に育てられたんだぜ。

 

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