物語の部屋
トップページへ戻る
モズのモズ太のお話
モズのモズ太のお話
 オレは、モズのモズ太。しーっ!静(しず)かにしてくれ!今、待ちぶせしてるんだ。何を待っているのかって?それはオレの大好物(だいこうぶつ)(1)
大好物(だいこうぶつ)(1)
モズは、主に昆虫(こんちゅう)やミミズなどの小さな生きものを食べます。特にゴミムシなどの甲虫(こうちゅう)やトノサマバッタなどのバッタの仲間をよく食べています。
の昆虫(こんちゅう)、特にバッタの仲間がいいなあ。まわりをよーく見渡(みわ)せる高いところ(2)
よーく見渡(みわ)せる高いところ(2)
モズは、草地や畑など獲物(えもの)のいそうな場所を見渡(いわ)たせる高い木などにとまり、尾羽(おばね)を振(ふ)りながら、じっと獲物(えもの)を探(さが)します。獲物(えもの)を見つけると、飛(と)びおりてつかまえ、また元の場所にもどって食べます。
にとまって、獲物(えもの)がやってくるのを静(しず)かに待つんだ。オレは体は小さいけど、狩(か)りをするために、タカの仲間のようなするどいくちばしと爪(つめ)(3)
するどいくちばしと爪(つめ)(3)
モズは、スズメ目(もく)の小鳥ですが、タカの仲間のようなカギ形に曲がったくちばしと、丈夫(じょうぶ)な爪(つめ)を持っています。これを使って、自分より大きなツグミの仲間などを仕留(しと)めることもあります。
を持っているんだぞ。だから、「小さな殺(ころ)し屋」なんて呼(よ)ばれることもあるんだ。あっ見つけた!えいっ、しとめたぞ!やったねー。よ~し、今回は食べずにはやにえ(4)
はやにえ(4)
モズが獲物(えもの)を捕(つか)まえた時、すぐに食べずにとがった枝(えだ)などに突(つ)きさしておく行動を、はやにえと言います。後でやってきて食べることがあるため、食料(しょくりょう)を保存(ほぞん)しているとも考えられますが、そのまま放っておくこともあり、この行動の理由は、はっきりわかっていません。他にも、「なわばりの境目(さかいめ)を示(しめ)す」「好きではない獲物(えもの)をさしている」などの意味があるのではないかと考えられています。
にしちゃおう。

 それにしても、秋になってだいぶすずしくなったなあ。ここは冬になると雪が積(つ)もって獲物(えもの)がとれなくなるから、そろそろ引越(ひっこ)し(5)
引越(ひっこ)し(5)
雪が積(つ)もる地域(ちいき)や山地にすんでいるモズは、秋になるともっと南の地域(ちいき)や、標高(ひょうこう)の低(ひく)い場所へ移動(いどう)して冬をすごします。そのため、その時期は都会の公園などでも見かけることがあります。
しよう。どこに行こうかな。もっとあたたかい場所・・・都会の林や草地がある公園にしよう。

 よし着いたぞ!ここはオレのなわばり(6)
なわばり(6)
秋から冬の間、モズは1羽ごとになわばりを持ち、そのなかで獲物(えもの)を捕(と)ったりしてくらします。その範囲(はんい)は、およそ1ヘクタール(=10,000㎡)ぐらいだと言われています。なわばりに近づく他のモズがいると、「高鳴(たかな)き」という鳴き方をしておどかします。
だぞ~「キィー、キィー、キィー・・・」この鳴き声は、なわばりをまわりに知らせる「高鳴(たかな)き」っていうんだ。立派(りっぱ)だろう?あっ、あいつ、オレのなわばりに入ってきたな!ありゃ、だれかと思ったらメスのモズ(7)
メスのモズ(7)
オスは目のまわりが黒色で、翼(つばさ)に白い斑点(はんてん)があります。メスは目のまわりが茶色で、むねには波のような模様(もよう)があります。
のモズ美ちゃんじゃないか!かわいいなぁ~。でも、これから来る寒い冬をすごすためには、食べものをひとりじめできるように、なわばりには他のモズは、だれであっても入れてやらないぞ。モズ美ちゃん、あっちに行って!別(べつ)の場所でなわばりを作ってよ!こんないじわるして、ごめんよ。お互(たが)い冬を乗りきって、あたたかい春(8)
あたたかい春(8)
秋から冬は、お互(たが)いのなわばりで活動しているモズたちですが、2月ごろ、だんだん暖(あたた)かくなってくると、メスは自分のなわばりをはなれ、近くのオスのなわばりに入っていきます。この時期には、オスはメスをなわばりの中に迎(むか)え入れるようになり、カップルとなって子育ての時期に入ります。
がやってきたらまた会おうぜ!

 

物語を読んだ人は、
モズクイズにチャレンジ!
サウンドON
鳥の選択画面へ