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ハシブトガラスの物語
ハシブトガラスの物語
 「アー、アー」 わたしはアーちゃん。都会が大好きで、なき声(1)
なき声(1)
ハシブトガラスは「ア~、ア~」とすんだ声で鳴きます。いっぽう、しゃがれた声で鳴くハシボソガラスは広い畑や川原などにいます。
がすんだ、ハシブトガラスというカラスのなかまよ。じつはいま、とーってもまんぷくでごきげんなの!だって、今日は金曜日。朝になると、人間が道路においしい白いふくろ(2)
白いふくろ(2)
人間が出すゴミは、ハシブトガラスにとって、とても美味しそうに見えてしまいます。けれど、カラスを増(ふ)やしすぎないためにも、ゴミを出したらネットをきちんとおおってあげましょう。
をたくさんおいてくれる日だったからね!もちろん自分たちで狩(か)り(3)
狩(か)り(3)
ハシブトガラスは雑食(ざっしょく)なので、木の実や昆虫(こんちゅう)、小さな野鳥などをおそったりもします。
※写真はムクドリをおそったハシブトガラスです。
もをしたり、木の実を食べたりもするけど、人間がおいてくれる白いふくろの中には、魚の骨(ほね)とかお肉とか野菜(やさい)クズとか、ごちそうがいっぱい!あれだけの食べものがなかったら、都会でこんなに仲間をふやすことできなかっただろうなあ。人間たちありがとう~!でも、最近(さいきん)はゴミ袋(ぶくろ)にネットがかかっていて、ごはんが食べられない時があるの!プンプン!

 都会が大好きな理由は、もうひとつあるわ。それは、すてきな巣の材料(ざいりょう)(4)
巣の材料(ざいりょう)(4)
ハシブトガラスは木の枝(えだ)を組み合わせ、大きいときは直径(ちょっけい)1mにもなる巣をつくります。しかしマンションのベランダなどにぶらさがっているハンガーなどを集めて、巣の材料(ざいりょう)にすることもあります。
がいっぱいあるところ。わたしたちの巣って、高い木の上(5)
高い木の上(5)
高い木の上に、枝(えだ)やハンガーなどを組み、大きな巣を作ります。子育てシーズンの春に巣の下にいくと、子どもをまもるために攻撃(こうげき)してきたりするので、注意がひつようです。
につくるでしょう?そのとき、枝(えだ)をいっぱい使うのだけれど、都会にはもっといい物があるのよねえ。人間が布(ぬの)きれをひっかけるモノらしいんだけど、木にひっかかりやすくてと~てもべんり。わたしのお父さんお母さんなんか、それだけで巣の骨(ほね)ぐみをつくったんだから!でも、ヒナがおちつく真ん中だけは、やわらかい素材(そざい)(6)
やわらかい素材(そざい)(6)
巣のまん中は、ヒナがいる場所なので、やらかいビニルひもや、クッションの綿(わた)などをあつめたりします。
をつかわないとね。わたしも子どもにはすてきな巣をつくってあげるんだ~。

 だけど、最近(さいきん)都会もけっこう危(あぶ)ない場所になってきているのよ。それは、わたしたちをねらう、いやなやつ(7)
やつ(7)
カラスをおそって食べる天敵(てんてき)は、オオタカなどの猛禽類(もうきんるい)です。猛禽類(もうきんるい)を見つけたカラスは、群(む)れで追いかけるので、カラスがさわいでいたら、上空をさがしてみましょう。タカが飛(と)んでいるかもしれません。
※写真はオオタカ(下)を追いかけるハシブトガラス。
がふえてきたこと!あーむかつく!みつけたら仲間で追っかけて「くるな~!!」って大騒(おおさわ)ぎよ!まったく。あいつだけはだいっきらい!

 ところで、カラスっていうとどれも同じような姿(すがた)をしていると思ってない?じつは都会にはね、2種類(しゅるい)のカラス(8)
2種類(しゅるい)のカラス(8)
都心に多いのは写真右のハシブトガラスです。くちばしが太く、頭がもりあがっています。畑や田んぼ、川原など、すこし都心からはなれると、左のハシボソガラスが見られます。くちばしが細く、声もガーガーとにごっています。
がいるの。わたしたちハシブトガラスは、東京の中では新宿とか池袋(いけぶくろ)とか、ビルがいっぱいある場所が大好き。だけど、もう一種類のカラス、ハシボソガラスちゃんたちは、畑とか、川原とか、海とかがあって、のどかな場所が好きみたい。よく見れば姿(すがた)も違(ちが)うのよ。今度あったときは、まちがえちゃダメだからね!

 

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