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シジュウカラのカラ子のお話
シジュウカラのカラ子のお話
 ピチュピッ!わたしはシジュウカラのカラ子!さっきはあぶない所だったわ!巣の近くを、天敵(てんてき)のアオダイショウがウロウロしていたの!夫(おっと)のカラ男といっしょにいっしょうけんめい鳴いておいはらったけど、まだ安心できないわ、、、また来たらどうしよう、、、。そもそも、この公園はわたしたちにぴったりの巣(1)
ぴったりの巣(1)
シジュウカラは、木の枝(えだ)が落ちてあいた穴(あな)などに巣を作ります。
が少なすぎるの!一生懸命(いっしょうけんめい)さがしたけどぜんぜんなくて、あきらめかけたころ、人間がすてきな木の箱(2)
木の箱(2)
(1)のような木の穴(あな)は、都市ではあまり多くありません。そこで、人間の巣箱の出番です。シジュウカラ以外(いがい)にも、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、フクロウなど、様々な野鳥が巣箱をつかってくれます。
を木の高いところにかけてくれたのよ!見晴らしもいいから天敵(てんてき)が来てもすぐわかるし、穴(あな)の大きさもぴったりだったから、すぐにそこに決めたわ。

 はじめは、そこらじゅうからコケを探(さが)してきて箱いっぱいにしきつめたわ。コケがたまったら、近くのシュロ(3)
シュロ(3)
ヤシの仲間の木です。幹(みき)に糸のようなせんいが多く、シジュウカラはそれをむしって巣の材料(ざいりょう)にします。
のみきからかたい毛みたいな材料(ざいりょう)を集めておわん型(がた)にするの。卵(たまご)を産(う)み落とす場所には、ゴミすて場に落ちていたクッションのわたを集めて整えたから、と~~~ってもすてきな巣(4)
すてきな巣(4)
木の穴(あな)の中や、巣箱の中をのぞくと、まわりはワラや草の茎(くき)、小枝(こえだ)などで作り、ヒナがいる真ん中は、コケやクッションの綿(わた)など、やわらかいもので作っています。
になったのよ。卵(たまご)を10個(こ)産(う)んで2週間、わたしとだんなのカラ男と交代で温めて、とうとうヒナがかえったわ!でも、ここからが大変(たいへん)!大きくなって巣立(すだ)つまで、ヒナたちはエサ(5)
エサ(5)
シジュウカラは雑食(ざっしょく)で、ガやチョウの幼虫(ようちゅう)、バッタなどの昆虫(こんちゅう)、そしてクモなどを食べるほか、秋には木の実なども食べ、冬にはヨシにつくカイガラムシなども食べます。
をたくさん食べないといけないの。だからわたしたち夫婦(ふうふ)は、日の出から日の入りまで、ず~っとこの公園でエサを探(さが)したのよ!まったく、、、一日に何回(6)
一日に何回(6)
ヒナがたまごからかえって巣立(すだ)つまでの約3週間、親が巣に一日何回エサを運ぶか数えたところ、平均(へいきん)200回以上(いじょう)でした。多いときは、一日300回以上(いじょう)もエサを運びました。
巣に運んだのかしら、、、。いそがしすぎてとてもじゃないけど覚(おぼ)えてないわ。

 毎日エサをあげつづけて20日、子どもたちもすっかり大きくなったわ。もうすぐ巣立(すだ)ちね、、、。あの子たち、すぐには自分でエサはとれないから巣立(すだ)ったとしてもしばらくはわたしがエサをとってあげないと(7)
わたしがエサをとってあげないと(7)
ヒナは、巣立(すだ)ってから1週間ほどは自分でエサをとれません。そのため、親といっしょに行動し、エサをねだるかわいい声を出しながら、林の中など目立たない場所ですごします。
いけないわ。

 そして子育てがおわって冬をむかえたら、メジロやエナガさんたちと混群(こんぐん)(8)
混群(こんぐん)(8)
冬になると、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガなどが一緒(いっしょ)になった群(む)れを見かけることがあります。たくさんいることで、天敵(てんてき)であるタカの仲間をみつけやすくなります。
になって、一緒(いっしょ)にすごすの。みんなでエサをさがすといろいろ見つかるし、敵(てき)も発見しやすくなって安心なの。今からちょっと楽しみだわ!でもその前に子どもたちをちゃんと育てないとね!まだまだがんばるわよ~!

 

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