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ツバメのスワロくんのお話
ツバメのスワロくんのお話
 ぼくはツバメのスワロっていうんだ!ちょっと外国人みたいな名前だけど、じつはぼく、いつも日本にいるわけじゃなくて、季節(きせつ)によって移動(いどう)(1)
季節(きせつ)によって移動(いどう)(1)
秋、冬は中国南部、台湾(たいわん)、フィリピンなどの東南アジアですごします。春、子育てのために日本などにやってきます。
する渡(わた)り鳥なんだよ。秋から冬は東南アジアのようなの温かい土地ですごし、気の早い仲間は2月には日本の南に到着(とうちゃく)するんだ。

 なぜ海を渡(わた)って日本まで来るかって?それは日本が子育てするのに、とてもよいところだからだよ。とくに大事なのは食べもの(2)
食べもの(2)
食べものは昆虫(こんちゅう)です。ハエ、カ、羽アリ、トンボなどを食べます。
さ。ぼくらの食べものは夏の間、日本にたっくさん発生(はっせい)するものなんだ!だから、ヒナにあげるものには困(こま)らなくて、とってもありがたい!

 ちなみに子育てをするお家はどんな形や材料(ざいりょう)(3)
形や材料(ざいりょう)(3)
田んぼや川岸などの泥(どろ)と、ワラなどをまぜて作ります。壁(かべ)などに泥(どろ)をつけて、おわんを半分にしたような形につくります。
で作られているか知ってるかい?もし君が大都会に住んでいたら、あまり見たことないかもしれないね。ぼくらは、天敵(てんてき)(4)
天敵(てんてき)(4)
カラスやアオダイショウ、イタチなど、様々な動物が天敵(てんてき)です。
がとても怖(こわ)いので、いろいろと考えに考えて、人間のそばが一番(5)
人間のそばが一番(5)
ツバメは、人が住んでいる建物(たてもの)の屋根の下などの壁(かべ)に巣を作ります。
だということに気づいたんだ!これは、実はスズメみたいな他の鳥(6)
他の鳥(6)
ツバメと同じように、人の家に巣をつくる野鳥の代表(だいひょう)は、スズメでしょう。
にもいえる知恵(ちえ)なんだけどね。子育ては、ヒナが生まれてから、だいたい20日間くらいかかるよ。秋になったら一緒(いっしょ)に海をこえて、南に飛(と)んでいかなければならないので、巣を離(はな)れてから1週間くらいは飛(と)ぶ訓練(くんれん)をしたり、食べ物をあげたりしてすごすんだ。それがすぎれば子どもとは別(わか)れて、ぼくはもう一度子育てをするんだ!少しでもたくさんの子孫(しそん)を残(のこ)したいからね!

 そうして2度目の子育ても無事(ぶじ)おわったら、そのとき使っていたお家には帰らないんだ。今度は数百羽、ときには数千羽の群(むれ)れになって、川原の草はらのような別(べつ)の場所(7)
別(べつ)の場所(7)
川や湖などにある広いヨシ原などで、群(むれ)れになってすごします。
で夜をすごすよ。とくに、その年に生まれた若(わか)いツバメたちは、みんなでそんな場所に集まるんだよ。だから、ぼくたちには、巣を作るための、人間のお家がいっぱいあるのはうれしいのだけど、川原のような場所(8)
川原のような場所(8)
岸辺(きしべ)がコンクリートで固(かた)められ、植物がほとんど生えないようになると、ツバメたちは集まる場所がなくなって困(こま)ってしまいます。
がなくなると困(こま)っちゃうんだ!

 

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