物語の部屋
トップページへ戻る
メジロのジローのお話
メジロのジローのお話
 チュイ、チュイ!ぼくはメジロのジロー。名前のとおり、目のまわりに白いもようがあるのが、ぼくのトレードマーク。よくウグイスにまちがえられる(1)
ウグイスにまちがえられる(1)
メジロとウグイスはよくまちがえられます。メジロの体の色である黄緑色が、和菓子(わがし)に使われている「うぐいすあん」にそっくりなことが理由だと思われます。本物のウグイスの色は、うすい茶色で、メジロほどあざやかではありません。
ことがあるけど、本当はあまり似(に)ていないんだ。まちがえられると悲しいから、よく見てほしいなぁ。

 ぼくたちメジロは、木がたくさんあるところで暮(く)らしているんだけど、ヒトがくらす町の中にある、お庭や公園なんかにもよく飛(と)んで行くんだ。そういうところでも木が生えていれば、食べもの(2)
食べもの(2)
メジロの食べものは、昆虫(こんちゅう)やクモの仲間(なかま)、木の実や花のみつなど、様々(さまざま)です。食べものの少ない冬に、お庭やベランダにミカンの輪切(わぎ)りなどを置(お)いておくと、やってくることもあります。
やかくれ家(が)に困(こま)らないからね。かくれ家(が)さえあれば、ヒトだってカラスだってへっちゃらだよ!本当はちょっとだけこわいけどね・・・。

 ぼくらが巣(す)をつくって、子育てをするのは5月から8月ごろで、木の上に小さな巣(す)(3)
小さな巣(す)(3)
メジロの巣(す)は、おわんのような形で、木の枝(えだ)が又(また)になっているところに作られます。巣の材料(ざいりょう)は、真ん中の部分はイネ科(か)の植物のかれ葉など、やわらかいものでできています。外側はシダなどのかれ葉やコケなどでできていて、その周りをクモの糸で接着(せっちゃく)します。
をつくるんだ。そして、子育てが終わった秋から冬にかけては、ぼくたちは小さな群れをつくって行動する。そのとき、シジュウカラさんとかコゲラさんとか、他の鳥と一緒(いっしょ)に群(む)れをつくる(4)
他の鳥と一緒(いっしょ)に群(む)れをつくる(4)
色々な種類(しゅるい)の鳥と群(む)れをつくることを混群(こんぐん)といいます。混群(こんぐん)をつくることで、天敵(てんてき)を見つけるのが早くなったり、食べものを探(さが)しやすくなったりと、いろいろなよいことがあります。
ことがあるんだ。仲間(なかま)がたくさんいた方が、安心できるしね!

 秋は木の実の季節(きせつ)。このころになると、ぼくたちはおいしい木の実(5)
おいしい木の実(5)
メジロは秋から冬にかけて、いろいろな木の実を食べますが、メジロが実を食べることで、実の中のタネが遠くに運ばれ、フンとともに外に出てきます。つまりメジロなどの木の実を食べる野鳥は、植物のタネを遠くに運ぶ役目をはたしているのです。
をたくさん食べるんだ。赤い実とか黒い実とか、どれを食べるか迷(まよ)っちゃう。ただ、冬になるとそうはいかないんだ。木の実はみんなが食べつくしちゃうし、ほかの食べものをさがすのも本当にたいへん。だから、ぼくたちは大きな鳥があまりいけないようなところで食べものを探(さが)すんだ。大きなお花をつけてみつがたくさん出るツバキやサザンカ(6)
サザンカ(6)
花粉(かふん)を運ぶ昆虫が少ない冬に花を咲(さ)かせるサザンカなどの植物は、メジロやヒヨドリなどの野鳥に花粉を運んでもらいます。体の小さなメジロは花びらにぶら下がり、花の中心にあるみつをなめます。そのときに、クチバシや頭に花粉がついて、別の花へと運ばれて、受粉(じゅふん)するのです。
、川や池にあるヨシ原(7)
ヨシ原(7)
冬にかれ残(のこ)ったヨシの茎(くき)には、「ビワコカタカイガラモドキ」という昆虫(こんちゅう)がすんでいて、メジロやシジュウカラなどの野鳥が好(この)んで食べます。冬の野鳥にとって、貴重(きちょう)なタンパク質(しつ)となっています。
とかが冬のおすすめスポット。そうやってどうにかこうにか冬をこせば季節(きせつ)は春だ。春になれば虫たちも出てきて色々なものが食べられるようになるし、こいの季節(きせつ)もはじまる。よーし、素敵(すてき)なおヨメさんが来てくれるように、きれいな声(8)
きれいな声(8)
春から夏にかけての繁殖期(はんしょくき)になると、オスのメジロは枝(えだ)にとまって「チイ、チヨ、チュイ…」と色々な声を組み合わせて鳴き、メスにアピールします。
を出してがんばるぞ!

 

物語を読んだ人は、
メジロクイズにチャレンジ!
サウンドON
鳥の選択画面へ