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スズメのチュンペイのお話
スズメのチュンペイのお話
 ぼくはスズメのチュンペイ!東京そだちの江戸(えど)っ子さ。いつもは家族やなかまと公園にすんでいるよ。このあたりは草や木が多いから食べ物(1)
食べ物(1)
スズメのクチバシは、草の種(たね)や実をついばむのにちょうどよい形をしています。他にも、人間が捨(す)てるゴミをあさったり、ガやチョウの幼虫(ようちゅう)、クモなども食べます。
には困(こま)らないし、にげこむ場所もたくさんあっていい所だよ。けど、こわい敵(てき)(2)
こわい敵(てき)(2)
ハシブトガラスやネコ、ツミなどの猛禽類(もうきんるい)の仲間などが都市のスズメにとっての天敵(てんてき)といえるでしょう。子育てしているときには、アオダイショウもこわい敵(てき)になります。
もいるから油断(ゆだん)できないけどね。

 おうちはどんな所につくるかって?ぼくらは昔から人間と生活をともにしてきたんだ。だから巣も、人間のおうち(3)
人間のおうち(3)
木造(もくぞう)の日本家屋(にほんかおく)には、巣をつくりやすい屋根のすきまや戸袋(とぶくろ)のすきまなどがあり、また天敵(てんてき)も人間をおそれて近よりにくいため、スズメにとって良い子育ての場所でした。
につくりたいのだけど、最近(さいきん)はそれがむづかしいんだよ。なぜかというと、最近(さいきん)のたてものは、すきまのある木の家がすくなくなって、すきまがあまりない鉄筋(てっきん)のたてものばかりだろ?だから、皇居(こうきょ)のまわりで巣をつくろうと思うと、クロマツにあいた穴(4)
クロマツにあいた穴(4)
シジュウカラと同じで、もともと木の穴(あな)などに巣をつくる習性(しゅうせい)があるので、こうした場所で巣を作るスズメをよくみかけます。
とか、公衆(こうしゅう)トイレのすきま(5)
公衆(こうしゅう)トイレのすきま(5)
公園のトイレの屋根などにすきまがあると、スズメは巣をつくります。巣の材料(ざいりょう)は草のくきなどを使い、前の年の巣にさらに足してゆくので、外にはみだしてしまったりします。
とかをよくつかうよ。けど、近くには、なんと砂風呂(すなぶろ)と水風呂(みずぶろ)(6)
砂風呂(すなぶろ)と水風呂(みずぶろ)(6)
スズメは、羽についたダニなどを落とすため、よく水あびや砂(すな)あびをします。左の写真は、スイレンの葉にたまった水で水あびをしているところ、右の写真は、花壇(かだん)のかわいた土で砂(すな)あびをしているところです。
があるからけっこう快適(かいてき)なんだぜ!

 みんなのなかで、ぼくのこと見たことないって人はいないよね?そのくらいぼくらはたくさんいると思われている。でもね、ある研究によると、ぼくらの数はかなりへってきている(7)
へってきている(7)
さまざまな研究者が、スズメの減少(げんしょう)について研究しています。それによると、スズメの数は1960年代にくらべて、10分の1ほどになっているという研究もあります。
んだって。エサをとっていた田んぼや、巣をつくりやすかった人間の古い家がへってしまったからって聞いたことあるな。それだけ、いま日本に住んでいる人間の生活が変(か)わった(8)
人間の生活が変(か)わった(8)
スズメは、農村から都市部まで、人間のそばでくらしています。しかし、食べものがある水田、空き地、草むらなどがへり、巣をつくる木のうろや木造(もくぞう)のたてものもへってしまい、スズメにはくらしにくくなっています。
ってことなんだろうね。

 

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