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ハクセキレイのレイのお話
ハクセキレイのレイのお話
 チュチュン!チュチュン。ぼくの名前はハクセキレイのレイだ。ここは駅前の広場(1)
駅前の広場(1)
ハクセキレイは、安全に夜をすごすため、駅前などの明るい場所にある木に集まって寝(ね)ます。
さ。昼間には近くの公園の芝生(しばふ)の広場でエサをとっていたんだけど、暗くなってきたから、いつもの塒(ねぐら)(2)
塒(ねぐら)(2)
子育てが終わった秋ごろから、ハクセキレイは集団になって夜をすごします。そういった場所を塒(ねぐら)といいます。
に帰ってきたんだぜ。

 さっきまでいつもの公園に水浴(みずあ)び(3)
水浴(みずあ)び(3)
ハクセキレイだけでなく、多くの野鳥は、水浴(みずあ)びをよく行い、羽につく汚(よご)れや寄生虫(きせいちゅう)などをとっています。いつも羽をきれいにしていないと、うまく飛(と)べなくなったり、体を温めることができなくなる恐(おそ)れがあるためです。
と食べものをさがしにいってたんだけど、人間が工事していて水場が少なくなくてびっくりしたぞ。カラスさんたちがそこをひとりじめしていたから、しかたがないので今日は水浴(みずあ)びはあきらめて、芝生(しばふ)や駐車場(ちゅうしゃじょう)を歩きながら(4)
歩きながら(4)
地上では、スズメは両足をそろえてピョンピョンと飛(と)びはねて移動(いどう)するのに対して、ハクセキレイは人間のように片方ずつ足を出して歩きます。
食べものをさがしたよ。明日は少し遠いけど小さな川のある公園に行ってみるぜ。

 そうそう、ぼくってよく2種類(しゅるい)の鳥さんとまちがわれることがあるんだけど、みんなわかるか?そう!セグロセキレイ(5)
セグロセキレイ(5)
ハクセキレイと似(に)ていますが、顔の白い部分が大きいことで見分けられます。
さんと、キセキレイ(6)
キセキレイ(6)
キセキレイは、むねから尾羽(おばね)のつけねにかけて黄色いことで見分けられます。
さん。お二人とも、ぼくと同じ場所も好きだけど、もう少し山の方にもいるぜ。

 いや~、それにしてもこのねぐら、仲間がいっぱい集まってきていて安心。あ、あそこのビルの上にとまっているのは、セッキーくんかな?あそこの屋上には、ハッキーさんだ。今日もみんなで一緒(いっしょ)に、いつものケヤキの木に集合できてよかったな。あんまり集まりすぎると、木の下にフンがたくさん落ちしてしまって、人間のみなさんには、めいわくかけちゃってるかもな・・・。

 でもなんでこんな明るくて人がいる場所が好きかって?それはスズメさんやツバメさん(7)
スズメさんやツバメさん(7)
天敵(てんてき)から身を守るために、スズメは家の屋根のすきまや戸を入れるすきまに巣をつくり、ツバメはのき下などに巣をつくります。
と同じ理由だ。こういう場所は天敵(てんてき)(8)
天敵(てんてき)(8)
ハクセキレイの天敵(てんてき)は、チョウゲンボウなどのハヤブサの仲間やカラスなどです。ただし、ハクセキレイは気が強く、子育て中にこれらの天敵(てんてき)が来ると、鳴きながら追いはらおうとします。
が人間を怖(こわ)がって少ないからだぜ!だから、みなさんのおかげで、ぼくたちは本当に安全に夜をすごせてるんだ。みんな、ありがと!

 

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