バンのバン太郎君のお話

ぼくはバンのバン太郎だよ!さっき、かわいいヒナ(1)
卵(たまご)の数はふつう3~8個(こ)ほどですが、たまにもっと見られることもあります。バンは、他のバンの巣や、サギの仲間のヨシゴイの巣に産卵(さんらん)することが確認(かくにん)されていて、それで卵(たまご)を産(う)む数が増(ふ)えたのかもしれません。が生まれて、いまとっても感動(かんどう)しているんだ!なんてかわいいんだろう!でも、ぼくのこどもじゃないんだ。ぼくのお母さんとお父さんのこどもなんだよ。ぼくたちバンは、多いときには一年に3回も子育てするんだけど、ふつう、ぼくのような最初(さいしょ)に生まれた若鳥(わかどり)(2)
首や胸(むね)がまだうっすら白いです。は、2番目、3番目に生まれてきたヒナを助けていっしょにくらす(3)
こうした若鳥(わかどり)をヘルパーといいます。ある若鳥(わかどり)はただ親と行動しているだけだったり、またある若鳥(わかどり)はヒナにエサをあげたりします。ことがあるんだ。だからぼくも、エサやりを手伝(てつだ)いながら今年の夏はいっしょにいようかと思ってるよ。
ぼくらが好きな場所は、ヨシやガマという背(せ)の高い草がたくさんはえている水辺(みずべ)なんだ。食べもの(4)
水辺(みずべ)が好きで、植物のタネや葉、茎(くき)、オタマジャクシやタニシなどの水生の生きものも食べます。もたくさんあるし、空からおそってくる天敵(てんてき)(5)
オオタカなどの猛禽類(もうきんるい)やカラス、ネコなどです。から、小さなヒナもかくれられるしね。でも、ハスとかホテイアオイとか、広い葉っぱの水草があるところも好きだよ。そういう場所って、ぼくらは歩くことができても、ネコなんかは歩いて来られないからね。
さっきから歩く歩くって言ってるけど、ぼくらは、歩くのがとっても得意(とくい)なんだ!それは、足(6)
カモのように水かきがなく、歩くのに適(てき)した長い指をしています。を見てもらえればわかるよ!ね?水かきがなくて、指が細長いだろう?この指のおかげで、水面に浮(う)かんだ大きな葉っぱの上も歩けるんだ!
この足を見たら気づいちゃうかもしれないけど、じつはぼく、カモの仲間じゃないんだ~。みんなは、沖縄(おきなわ)にいるヤンバルクイナってしってるかな?そう、ぼくってカモの仲間じゃなくてクイナの仲間(7)
わたしたちの身近で見られるクイナの仲間としては、バンの他に、バンより少し大きく、真っ黒な体に白いひたいとくちばしのオオバンがいます。なんだよ。親せきには、足や首の長いツルって鳥もいるんだ~
ぼくらにはとにかく水辺(みずべ)が必要。それと、ヨシ原とかが生えた水辺の草むらみたいなかくれることができる場所(8)
天敵(てんてき)から身を守ることができる、ヨシ原などの背(せ)の高い草が生えている水辺(みずべ)を好(この)みます。がぜったいに必要(ひつよう)なんだ。そういった自然(しぜん)、残(のこ)してくれよな!
ヒナ(1)

若鳥(わかどり)(2)

助けていっしょにくらす(3)

ぼくらが好きな場所は、ヨシやガマという背(せ)の高い草がたくさんはえている水辺(みずべ)なんだ。食べもの(4)
食べもの(4)

天敵(てんてき)(5)

さっきから歩く歩くって言ってるけど、ぼくらは、歩くのがとっても得意(とくい)なんだ!それは、足(6)
足(6)

この足を見たら気づいちゃうかもしれないけど、じつはぼく、カモの仲間じゃないんだ~。みんなは、沖縄(おきなわ)にいるヤンバルクイナってしってるかな?そう、ぼくってカモの仲間じゃなくてクイナの仲間(7)
クイナの仲間(7)

ぼくらにはとにかく水辺(みずべ)が必要。それと、ヨシ原とかが生えた水辺の草むらみたいなかくれることができる場所(8)
かくれることができる場所(8)

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